Androidで電子書籍をオフラインかつプライベートに読む:実用チェックリスト
電子書籍リーダーは、オンラインサービスと完全に切り離されていなくても、オフラインで使えることがあります。本のファイルは端末に置いたまま、プロフィールや進み具合の記録だけを同期することも可能です。個人的な文書を読むときは、こうした違いが大切です。このガイドでは、その境界を分かりやすい言葉で説明し、Androidのリーダーにライブラリを預ける前に確認したいことを紹介します。
1. 本のデータとアカウントのデータを分けて考える
プライバシーで大切なのは、アプリがインターネットを使うかどうかだけではなく、何を送るかです。Scroll+では、本そのものと端末上でのPDF/EPUB処理はAndroid端末に残ります。Googleサインインはプロフィールとゲーム要素のためのもので、本をアップロードしたり読書位置を別のスマホへ移したりはしません。PDFが端末の外に出るのは、任意のサーバー処理を選んだときだけです。
この線引きは、「絶対に安全」といった言葉よりも役に立ちます。ネットワークのサービスもAndroid端末も、リスクがないとは言い切れません。最新のプライバシーポリシーを確認し、オンライン機能を使うならGoogleアカウントを守り、勤務先などが個人の端末に置くことを禁じている文書は取り込まないでください。

2. 必要になる前に、オフラインで読めるか試しておく
時間に余裕があるうちに、それぞれの本を一度取り込んで開いてみましょう。PDFのテキスト準備が終わるまで待ち、数ページ進めてからアプリを閉じ、機内モードにして、もう一度その本を開きます。本と読んでいた位置が戻ってくれば、基本の読書環境は整っています。NovaやランキングのようなオンラインのデータはGoogleに接続が戻るまで同期が待たされることがあります。
このテストは、飛行機に乗る前や旅行の前に特に役立ちます。旅行前のオフライン読書チェックリストでは、バッテリー、ストレージ、予備の読書リストの作り方を紹介しています。1冊うまく開けなくても、旅行中ずっと読めなくなる心配がなくなります。
3. 元のファイルの入手元を把握しておく
Androidのファイル選択画面には、端末内のフォルダーに加えて、外部のストレージサービスも表示されます。クラウド連携のサービスからファイルを選ぶと、Scroll+に渡される前に、そのサービスがファイルをスマホへダウンロードすることがあります。その後Scroll+は、対応する本を端末内でコピーして処理しますが、ファイルを最初に置いていた場所のプライバシーのルールまでは変えられません。
完全にオフラインで使いたいときは、まず正規に入手した元のファイルを端末内のストレージに置き、通信を切ってから取り込みます。AndroidのScroll+への取り込み手順に沿って進め、できあがった本が通信なしで開くことを確認してください。
4. 端末に保存したデータにも保護が必要
文書を処理用のサーバーに置かないことで、漏れる経路をひとつ減らせますが、ロックが外れたスマホや乗っ取られたスマホまで守れるわけではありません。画面ロックを使い、Androidを最新の状態に保ち、信頼できる入手元からアプリを入れ、機密性の高い本は不要になったら削除してください。機密資料を扱うときは、スクリーンショット、共有フォルダー、端末のバックアップ、通知のプレビューにも気をつけましょう。
ローカル優先とは、Scroll+側に復元できるクラウドのコピーがないということでもあります。保管してよいファイルは、暗号化するなど適切な方法でバックアップしておきましょう。アプリのデータを消去する前や機種変更の前には、自分で持っている元のファイルから本を取り込み直す前提で準備してください。簡単なフォルダーの整理方法は、オフライン電子書籍ライブラリの整理方法で紹介しています。
5. 端末内での処理について知っておく
EPUBの展開とPDFのテキスト準備には、スマホのプロセッサとメモリを使います。ファイルや端末によって処理の速さが違うのはそのためです。長くて情報量の多いPDFは、古い端末ではかなり時間がかかることがあります。Scroll+はPDFの処理を順番に行うので、文書を外部へ送って変換するのではなく、ライブラリで進み具合を確認できます。
スキャンしたファイルや複雑なファイルで、使えるテキストが得られないときは、元のページ表示になることがあります。この切り替えについてはScroll+ 0.9.0のリリースノートで説明しています。ページを見られるようにするための仕組みであり、すべてのスキャンを編集できるテキストに変えられるという意味ではありません。
プライバシーを守るのは、明確な線引きと日ごろの使い方
Scroll+の境界ははっきりしています。端末内の本と端末上の処理はスマホに残り、アカウントはプロフィールとゲーム要素に使われ、PDFはサーバー処理を選んだときだけアップロードされます。オフラインで読めるかを自分で確かめ、元の保存先を把握し、安全なバックアップを用意し、ライブラリが入ったスマホを守りましょう。